2021/06/03 14:08

磁気コムBASE店の店長 山田です。

磁気療法の専門家である磁気コムならではの磁気うんちく話、肩こりと血行と磁気をお送りします。


磁気治療器の効果といえば「血行を促進してこりをほぐす」の通り、血行と肩こりはとても密接な関係があります。


心臓から送り出された毎分5~7リットルもの血液は、動脈と静脈を通って全身を循環します。

そして毛細血管を介して、全身の細胞に酸素や栄養素、熱とホルモンを届け、老廃物を回収するというのが、血液の主要な役割です。

 

次に肩は、表層部に僧帽筋(そうぼうきん)と三角筋、深層部には肩甲挙筋(けんこうきょきん)や棘上筋(きょくじょうきん)、棘下筋(きょくかきん)などの大きな筋肉で覆われています。

 

これらの筋肉によって重い頭と左右の腕を支えているのですが、重い荷物を持てば腕と肩が痛くなってきますよね。

 これは筋肉が疲労し、「乳酸」という疲労物質が溜まってきたからです。

 

乳酸には筋肉を硬くこわばらせる性質があり、固まった筋肉が血管を圧迫し血液の流れを阻害します。

このまま血行不良が続けば、細胞は十分な酸素や栄養素などを受け取れなくなり、老廃物の回収も滞ります。

 

 

また冷えや寒さ、同じ姿勢のまま、筋肉を動かさないことでも筋肉は疲労します。

一部の使っている筋肉だけが緊張し続けることになり、特定の部位に乳酸が溜まってしまいます。

 

例えるならば、年末年始やお盆の高速道路の料金所といったイメージでしょうか。

 全身を流れている血液がこの場所で塞き止められて、回収してきた乳酸が漏れ出す姿が想像できるでしょう。

 

 

よって肩こりの予防・解消は、まずは血行を良くすること。

肩を温めたり、回したり、磁気治療器を当てたり、とにかく血行を良くすることが一番の早道です。

 

 ちなみに肩こりと磁気と言えば、永久磁石を使った「〇ップ〇レキバン」が有名ですね。


 〇ップ〇レキバンはソーケンやソーケンリラックスと同様に、厚生労働省から「血行の改善とコリをほぐす」という効果を認められたれっきとした管理医療機器です。

 

ですがこの〇ップ〇レキバン、ネット掲示板ではいまだに効果のほどが騒がれています。

 

今回はその結論を私が出しましょう!


 〇ップ〇レキバンにはネオジム磁石という、強力な永久磁石が使われています。

 

しかし、 いくら強力なネオジム磁石でも磁場の届く範囲には限界があります。

磁場が届く範囲はせいぜい表層を覆う筋肉まで、痛みを発している部位が深層の筋肉の場合には太刀打ちできません。

 

つまり、〇ップ〇レキバンは効果が無いのではなく、「深層部の筋肉のこりには効果が弱い」というのが正しい見解となるわけです。

 

深層部の筋肉のコリをほぐすのは大変なことであり、プロのマッサージ師でも骨が折れます。

素人が無理にマッサージをすれば筋肉や神経などの組織を痛めてしまうことがあります。

 

このような重度の肩こりの方は、電磁石を使ったソーケンやソーケンリラックスをお試しください。