2021/06/03 13:57

磁気コムBASE店の店長 山田です。


家庭用磁気商品の「預託商法」で世間を騒がせたジャパンライフ問題に関してですが、2021年4月13日に元幹部に有罪判決というニュースが入りました。

ジャパンライフ問題は全国に約1万人の被害者、被害総額は2100億円もの大変な問題ですので、ぜひお読みいただけますようお願い申し上げます。

 

ジャパンライフは2400億円を超える負債を抱え、2017年12月に経営破綻し倒産しました。

 

2018年11月、警視庁は特定商取引法違反(不実の告知)容疑などで捜査する方針を固め、 2020年10月には元会長の山口隆祥氏ら14人が詐欺罪で再逮捕されています。

 

そんなジャパンライフの主力商品は、磁気ネックレスを始めとする磁気製品でした。

 

このジャパンライフの存在によって当店のように磁気を扱っている事業者は、「ジャパンライフと同様か」と白い目で見られてしまうことがあります。

 

ですがジャパンライフ問題は、扱っている磁気製品の品質が問題になっているわけではありません。


問題となっているのは、消費者庁から悪徳なマルチ商法と認定されたその手口です。

 

ジャパンライフは磁気治療器や磁気ネックレスなどの磁気製品を販売しますが、購入した方はせっかく購入した磁気製品を使いません。

ジャパンライフは自ら販売した商品を購入者から借り入れ、第3者にそれを貸し出します。

そして購入者には年6%のレンタル料という配当金を支払うという仕組みなのです。

 

銀行に定期預金を預けても、雀の涙の金利しかつかない現代です。

そんなご時世に年6%もの金利がつく魅力的な資産運用、と考えた方も多いのでしょう。

 

またジャパンライフは「会社に配当金を積み立てると有利」などとして、実際に配当金が支払われることがなかった人もたくさんいて、マルチ商法による連鎖的な被害者を増やしてしまいました。

 

当店はソーケンメディカル社の正規代理店として電気磁気治療器事業を運営しておりますが、ジャパンライフも、磁気の優れた健康効果に一目置いていたことは間違いないでしょう。

 

ですが怪しい資産運用に利用するジャパンライフと、当店のように純粋に「皆さんに健康になってほしい」という想いには大きな違いがあります。


今回ジャパンライフの被害に遭われた方やご家族の方は、とても大きな怒りや嘆きを感じているかと思います。

私自身もジャパンライフのようなビジネスモデルは大嫌いですし、健康になりたい、痛みを和らげたいという誰もが持っている気持ちを踏みにじる行為に怒りを感じます。

 

またジャパンライフの被害者は、騙された人達だけではありません。

ジャパンライフに上手く利用された「磁気製品」も被害者なのです。


当店に限らず磁気製品を製造・販売しているメーカーや事業者は、「この磁気製品で一人でも多くの方が健康になれるように」と願っている人が大半です。

皆様にはこのような側面についてもご理解やご賛同をいただけましたら幸いです。